RPGを逆手に取ったネタ多めゲー
見出しの通りですね。 全体的に見るとまとまっていて、それなりにおもしろかったんですが……残念な点もあります。
ゲームのコンセプトは良い感じで、よく表現できているのに、シナリオが案外薄いのが目立ちました。
一人クリアする分には盛り上がりがあってよかったのですが、実はこのゲーム、金太郎飴シナリオなんです。(金太郎飴は切っても切っても顔が連続していますよね? それにちなんで、キャラクター固定シナリオが少なく、ほぼ共通ルートで終わってしまうゲームを指す言葉です)
今の時代、めっきり少なくなった、もしあったとしても、あんまり目立たないレベルだったのですが、今回のコレはかなり金太郎ってます。
一人目のときにもしやとは思いましたが、二人めをやってみて確信しました。 ほぼHシーンや、間の5章程度(全部でだいたい50章くらいあります)以外は全部共通ルートです。
ずーっとスキップするのが中々に苦痛でした。 章の変わり目でいちいちスキップが止められるのもかなりだるかったです。
コンセプトもいいし、ネタも作りやすそうだし、たぶんひねれば結構イケたはずなんですが、こうも単純な感じになってしまって、非常に残念です。
キャラも魅力的なんですけれどもね。
そのへんがちゃんとしてれば中々の名作になれたかもしれないですのに、もったいない。
まぁ、もしかしたらここのメーカーがそういうスタイルのメーカーなのかもしれませんけどね。
ここのメーカーのゲームやるの初めてなので。 ていうか、今作で二作目ですかね、出たの自体が。